今日はアミノ酸とコラーゲンの違いについて、ちょっと深堀りしてみます。
コラーゲンは保湿成分として定番中の定番ですが、近年の研究は格段に進んでいてコラーゲンより保湿力の高い成分がどんどん出てきています。
なかでもますます注目されてるのがアミノ酸。
味の素の公式サイトが発表した内容を見てみると、アミノ酸補給によって肌の保湿力が向上するということが発見された、とのことです。
つまり、肌に不足したアミノ酸を補うことで保湿力や肌のバリア機能が向上することが実証されたというわけです。
そもそもアミノ酸は天然保湿因子なのでもともと高い保湿力を持っています。
乾燥は肌の天敵
近代生活はエアコン環境が整い過ぎた反面、室内は常時乾燥した状態なので肌もいつも乾燥気味です。
肌乾燥は肌トラブル最大の原因。
紫外線や乾燥によって角質の水分が減るだけでなく角質の天然保湿因子であるアミノ酸も同時に減ってしまいます。
アミノ酸とコラーゲンの違い
コラーゲンはタンパク質の一種で人体を作る三大栄養素の一つ。人間の体を形成するタンパク質の約30%がコラーゲンで、さらに皮膚の70%を占めています。
つまりコラーゲンなくしては皮膚も人体も形成されないという根本的な要素ということですね。
ではアミノ酸は、というと。真皮のコラーゲン分子を繋ぎ止める鎖の役割を持っているのです。つまりコラーゲンを支えてるのがアミノ酸、というわけです。
ちなみにコラーゲンを繋いでるアミノ酸は三重螺旋構造になっているそうです。
アミノ酸こそが保湿の根本を支えている
肌乾燥の対策としてコラーゲンなど外からの補充は対処療法にしかならず、その場限りの焼け石に水的な堂々巡りで時間が経てばやがてまた乾燥します。
それに引き換え、アミノ酸補充は角質内側の保湿力を高める根本対策になるので、アミノ酸が減らない限り角質の水分は保たれます。
味の素の発表によると肌にアミノ酸を混合した液を塗った場合、角質層の第5層まで浸透したという研究結果も出ているほど。
角質層は十分な水分を保ってこそ正常なターンオーバーができますし。
もしアミノ酸配合のスキンケアをまだ試したことがなければ、一度は使ってみてくださいね。