寒さの中から。
冬は寒い。
その事を忘れがちに、日々寒い寒いと言う。
冬の寒さを受け入れ、どうするのか?
そこが肝心だ。
苦境を楽しむ、いや、楽しめるように
自分を変える。
では、いかに寒さを楽しむのか。
探せばいくらでもある。
華やかなファッション、暖かい食事、
朝の寝床の心地よさ、
水の冷たさ、火の暖かさ、
曇りガラスの落書き、凍える声の暖かい会話
握り合う手の温もり...
日々、これらの事を少し意識するだけで
生きている実感、
冬ならではの暖かさへの感謝の気持ちが
じわじわと神経を駆け巡る。
あぁ、生きていて良かったと。
歩みの向こうに希望と言う星を見るのか、
それとも...
人生一回こっきり。
たまに、振り返る事もあるだろう。
でも、
歩み続けるならその目は
前を見つめている。